ミニマム学歴

亡くなった人に語りかけるなんて恥ずかしくて絶対できないと思っていたのに、生身の人間より語りかけてしまっていて、ボリュームゼロで喉が枯れそうになっている今日この頃です。


あたしは39歳になった。

本当にどうしようもない人間ですけど、大人になるのってホントは結構楽しい。

歳取るの嫌やなとか日々浅く思ったりするけど、ホントはそんな事どうでも良かったりする。

39年いろんなことがあった!今まさに1番感じている事は、人生の途中経過を総括するなら、あと1年待って40歳でやれや!ということ。だが、無視。


あたしの最終学歴はなんと中学卒業で、高校を1年で辞めている。

頭が悪すぎて行きたい高校に行けないから、それなら行かない。という選択をしたかったが、親に「1年だけでも行ってみ」と言われて、1年きっかり高校に通ってみた。

本当に毎日嫌で嫌で仕方がなかった。

それなりに友達もいたけど、所々、我慢できないことがあった。

アホな高校しか行けなかった自分が本当に悪いんやけど、アホな会話してくる奴とかが多くて嫌だった。

「な〜な〜タバコってどこで吸ってる〜〜?」等、かましてくるクソダサい人達が沢山いて、そういう会話をされる度に頭が痛かった。

入学して1週間もしないうちに1年通ったら辞めようと決めていた。

親にお金出してもらって行ってるのに、あんたが受かったって事は落ちた子もおるって事やのに、、、言われる事も反省しなくてはならない点も解ってるけど、そのまま居続ける事は出来ないなと思った。

そういうしょうもない小さいことの積み重ねで、その場所を楽しめなかった幼い自分を恥じることも沢山ある。

もっと何も考えずに女子高生しとけば良かったな。とか思ったりするし、高校出てないと色々と躓くことだってあるし、中卒ってやっぱり恥ずかしい、薄いのよ。履歴書の学歴欄がすぐ終わるというか、書く必要すらないぐらいの学歴だ。

でも、辞めずにはいられなかった。

辞めた理由を今でもうまく説明できないし、当時、どんなことを理由にして辞めたいと言ったのかも覚えていない。とにかく毎日しんどかった。

行きたくない場所に行かなきゃ行けないのって本当に疲れる。

高校を辞める時に担任の先生が「作文を書くのがうまいからそっちの道に進むのはどうか?」と言ってくれたのが、唯一嬉しい出来事で覚えている。

仲良くしていたクラスの子にも辞めることを伝えずに辞めたので大騒ぎでバイト先に来てくれた子もいて「なんでなん?」と必ず聞かれたけど、自分が1番よくわかってなかったから答えることが出来なかったな。とにかく色々考えなきゃいけなくて疲れる場所だった。

 

そんな10代を過ごして、高校辞めてからは、バイトとライブに行くという事だけをしていて楽しかったなぁ。

まさか、そんな生活がこの年齢まで続くなんて思ってもおらんかったけど、結構楽しい毎日を過ごせている。


大人になって良かったなと思う時は、親のありがたみが実感できた時、甥っ子や姪っ子の成長を見届ける事、気心知れた人達と自分で稼いだお金で食事をしたり、旅行したり。


自分でいろんな選択肢をカゴの中にいれて買い物する感じです。あたしは、まだまだ後先考えず買って、よく返品しちゃうけど返品できる期間過ぎてから気付くこともあって、間違った選択肢抱えながら、また、よくわからんのカゴに入れちゃう。

何回でも選び直したらええだけやから、ええんやけど、できればミニマリストになりたいな。